パパ、分かってください
そういえば、クリスさんの騎士団入団の意向を聞くのを忘れていた。


しまった……。


ま、いいや。
クリスさんが受かるかどうかなんて分かんないんだし。


そうしていたら、ドアがもったいぶるように、ガラガラと音をたてて開いた。

試験官が3人ほど入ってきた。


みな正装していて、堅苦しさを醸し出している。

官員が問題を配る。
始まりの合図まで、中を見る事は禁止されている。



パパ……どうか、このアミをお守りください……。


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