約束
『なんで…おま…晶がココに…』
「十雅~~~~」
十雅が何か言おうとした時、
後ろから何人かの女子がきた。
そして…
十雅の腕に自分たちの腕を絡ませた。
チクッ
――――胸が痛んだ
「ねぇねぇ、十雅~
教室に一緒に行きましょうよ~」
「そーよ。そんな子たちに構ってないで行きましょ~」
その人たちは、そう言って私たちの事をチラッと見た。
十雅も『…あぁ』と短く返事をし
その人たちに連れて行かれてしまった。