約束




「え…ちょ、ちょっと待って十雅!!道間違ってる!!学校あっち!!!!ねぇッ、ちょっと聞いてる!?」



『うるせぇ』


「ッ…」





テンションが一気に下がった。






昨日、十雅に助けてもらい、家まで私を送ってくれた。





ただ、それだけ





だけど、ほんと嬉しかった。また、昔みたいな関係になれると心のどこかで思ってた。


…私、浮かれてたんだ





何、浮かれてたんだろ…



馬鹿みたい…
< 52 / 62 >

この作品をシェア

pagetop