郵便屋さん。
 




実南にお礼を言って


蒼山さんとの約束の場所に向かった。





どんな顔して
会えばいいんだろう。



人混みの中を走り抜けながら


ずっとそのことばかり


考えていた。




…いや、



「あたし…ほんとバカだなぁ」




ずっと頭の中には



蒼山さんの姿が浮かんでいた。









< 94 / 154 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop