キミの言葉、ボクの声
Voice.3

憂いの秋


…‥解ってたんだ。
キミとボクの世界が違うコトは。

それでもキミの側にいられたらって、そう願うボクがいた。







――‥今日、ボクは失恋をした。

高校生になったキミが一目惚れした先輩と付き合う事になったから。
「先輩」は「彼氏」になって、「部長」から「ヒロくん」になった。


背が高くてキミを守れるだけの力もある。
ボクにはないものばかりを持っていた「ヒロくん」。
キミの心を奪った「ヒロくん」。


「ヒロくん」が、羨ましい…‥。



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