キミの言葉、ボクの声
大好きなキミの部屋。
隣には、携帯で「ヒロくん」と楽しそうに話をしてるキミ。
この部屋にはキミの優しさと温もりが溢れているから、学校に行ってキミがいない時もボクは寂しくなんかないよ。
でもね…?
キミがいるのに寂しいって感じるボクは、どこか変なのかな。
今、隣にはキミの温もりがあるのに。
ボクは、寂しいんだ…。
「ねぇ、遊ぼうよ」
キミの服を引っ張っても、「ヒロくん」との会話は終わらなくて。
「ねぇってば!」
またキミの服を引っ張っるんだ。
ボクを見て…?
ねぇ、ボクを見てよ――。