キミの言葉、ボクの声
真っ赤なランドセルを背負って小学生になったキミ。
友達の話や先生の話を、いつもボクに教えてくれたね。
キミの話は楽しくて、ボクも同じように嬉しくなったり楽しくなったりしたんだ。
キミと遊べる時間は減っていったけど、だけど寂しくなんかなかった。
だっていつも笑ってくれたから。
「リョウ、おはよー」って、朝一番に笑いかけてくれたから…。
「おはよう」ってボクが言うと、キミのポニーテールが揺れて。
そしてボクの胸もトクン、と揺れる。
そんな毎日が楽しかった…。