キミの言葉、ボクの声

小学生から中学生になるにつれ、キミはどんどん綺麗になっていった。
「可愛いゆいちゃん」から「綺麗な唯ちゃん」へと…。


行きたい高校があるからと。
キミは勉強が忙しくなって、もぅ一緒に泥だらけになって遊ぶコトはなくなってしまったけれど。

だけどボクは幸せだった。


「リョウー」ってキミが呼んでくれるだけで。
ただ、それだけで…。



幸せだと、そう思っていた。



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