斜め後ろの君

あ…


アイツ、おるやん。


アイツがクラスにいるだけでなんか嬉しくなった。




○みりあサイド○


モカとクラスに入ると席順がかかれた紙が黒板に張り出されていた。


ウチはめでたくモカと同じクラス。


1年2組になった



「いや~、まさかモカと一緒になれるとは思ってへんかったわぁ」



「何それ(笑)あたしが嫌やったわけ~??」



「そんなことないし~」



そういえば隣の松田クンってどんな人なんやろ??



「モカ~、ウチの隣の松田クンってどんな人??」



「あたしに言われても…」



「ねーねー、松田クンって知ってる??」


ウチはとにかく近くにいたコに聞いてみた。



「知ってるけど…どうしたん??」



「あ、ウチ同じクラスになった羽場みりあって言うねん。よろしくな~♪」



「進藤彩♪よろしく☆」



「隣の席が松田クンやねんけどどんな人なんかなぁって思って。」



「松田はなぁ、誰にでも優しいヤツやで」



「ホンマに??よかったわぁ」



「あはは。みりあチャン、これからよろしくなぁ♪」



そう言って友達の所に戻る彩チャンはとても大人っぽくて背が高くて…


美人やった。


ウチもモカの所に戻る。



「みりあ~、さっきのコ。誰??」



「進藤彩チャンやって♪めっちゃ美人さんやなぁ」



「うん。そうやね…」



モカの顔色が悪かった気がした-----
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