斜め後ろの君
モカといろんなことを語っていたらもうすぐチャイムがなる時間。
「もうチャイムなるなぁ…席戻るわぁ」
「はいよ~」
ウチは席についた。
松田クンはいつの間にか席に座ってて、男子としゃべっててウチが席につくとしゃべりかけてくれた。
「オレ、松田和馬♪せっかく隣になったんやし、いっぱいしゃべろーな」
「ウチは羽場みりあ。仲良くしてなぁ♪」
「みりあって名前珍しいよな」
「そうかな??松田クンってしゃべりやすい」
「ホンマにー。嬉しいわ♪」
そんなたわいもない話をしていたら…
「おはよー」
誰かが入ってきた。
黒っぽい茶髪で整った顔立ち、細いけどちょっと筋肉質な腕。
わぁ…イケメンくんやぁ…
「亜人、太輔!!待ってたんやぞ」
あのイケメンくんは亜人クンっていうんや。
じゃあもう1人の男の子が太輔クン??
茶髪の髪にキリッとした目が特徴的な男の子。
色黒で筋肉質な腕がまくったシャツから見える。
どっかで…
そう思った時、2人は松田クンの席に集まっている男子の群に入っていった。
よく見ると松田クン達の集まりってなんか…
チャラいな…
「みりあチャン♪この細っこいのが亜人、黒いのが太輔。」
「羽場みりあでーす。よろしく♪」
「よろしく♪」
亜人クンって人懐っこい感じ。
でも、太輔クンは何も言ってくれない…