モノクロ思考
私と石田は、馬が合った。

好きなCDの貸し借りをし、
時にはカラオケで盛り上がったりもした。

しかし、楽しかった日の帰り道ほど、
胸のモヤモヤはますます酷くなる。


そんな自分がわけわかんなくて、もういっそ逃げたくなって。


そんな時に、声をかけてきたのがセンパイだった。

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