恋物語*コイモノガタリ*
「朱里ぃ~~!!帰ろぉ☆」
「魅桜ちゃん!!」
この子は私の一番の親友如月朱里<キサラギアカリ>天才の美人なのだ。それにお金持ち!!こんな親友ができて私は幸せ者です!!
「今日の校長と教頭の話うざくなかった?」
「うんうん!でも今日はマシだったよね。だって最長で5時間だし今日が最短の2時間半!!なんか些細なことでこんなに喜んだのは初めてかも。」
「ねぇ!!」
こんななにげない話をしていつも一緒に帰っている。
「魅桜ちゃんじゃあね!」
「うん!また明日!!朱里ばいばい!!」

家に帰って必ずすることはベットにはいってお菓子を食べながら携帯をいじるのが私の日課。そして寝る!!
明日の支度などは夜寝るときにいつもしてる。だから結構遅く寝る。だいたい12時?そんな時間かな。そして親に怒られるのも日課。

いつも校長や教頭の話があるときは早く寝る。だからpm:7:00に寝ます。
「魅桜」
「んぁ?」
お姉ちゃんの声がした…
「ちょっと来て。」
私のお姉ちゃん。綾河乙音<アヤカワオトネ>私と違って頭のいい優秀な生徒。生徒会長も努めている。
「見てみて。ほら大河くん映ってるよ。」
眠たい目をこすりながらTVを見ようとふっと顔を上げた。
「え・・・?」
大河がTVに出てる?ありえない。なんで?何の道を歩んでTVに出たの?なんで?
「お姉ちゃん。なんで?」
「魅桜姉ちゃん知らないんだ。ってかこれはたまたま大河君の近くにカメラがあったんだよ。」
弟。綾河春樹<アヤカワハルキ>やんちゃ坊主。このあたしでさえ彼氏がいないのにもう3年生なのに彼女がいる。しかも子役をやっていて超美人。TVにも出てるし。
「ふぅ~ん」
なぁ~んだまぐれか。ちょっとホッとした。
だって大河がなんも言ってないのにTVに出るなんておかしいもん。
「ねぇ魅桜魅桜!!ちょっと来て!」
「ねーお母さん眠たいんだけど」
ちょっとキレ気味に言う私。後ろでなぜかクスクス笑う春樹と乙音お姉ちゃん。
「んねぇこのお洋服可愛くないかしら??」
「あーはい。可愛いですねー。」
「んもぅ!!魅桜ちゃん!!」
「酔ってんの?」
「うん♡」
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