Hands -繋いだ手と手-
『隼人………えっ!!』


隼人は菜緒の手を掴み


「未来、こいつ連れて帰るわ!」


『どうぞ、どうぞ(笑)』


そう言うと歩いていった





「ごめん…俺、自惚れてた……菜緒は態度でわかってくれるって思いこんで…一番大事なこと、伝えてなかった。」


『もぅ…いいよ。わかったんだ、隼人の手はいつでもスキだって言ってくれてた……』


「でも……言わせて?」

『…?!』



「俺は…菜緒がスキだ!」

『……(涙)』



人目なんて気にせず泣いた。

隼人も少し泣いていた気がする‥‥




お互い顔を合わせることなく

ただ歩いているだけ…



けれど、しっかり繋がれた手は

お互いの気持ちを伝えてくれた




二度とこの手を離さない


繋いだ手…

あなたとだから



意味をもつ
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