Hands -繋いだ手と手-
「お前さぁ…まだケンカ中?!」
友達の和也が聞いてきた
『まぁ…』
「あぁ、別れたんだったか!」
『あー…』
「隼人先輩っ!これ、実習でクッキー焼いたんで食べてくださいっ!」
駆け寄ってきた女の子にクッキーを渡された
『ありがと…』
「じゃあ!」
「ほんとモテるなぁーお前!」
『別に…』
「あーうらやましー」
『んだよ、全然感情こもってねぇし!!イヤミ?!
「あ(笑)わかった?」
『お前さぁ…ケンカ売って…「そうゆうトコ!!」
『っ?』
「そうゆうトコ……不安だったんじゃねーの?」
『は?』
「奈緒だよ。」
『でも、奈緒はそんな事一言も言わなかった!』
「言われなきゃわかんねぇの?」
『わかるわけねーだろ!』
「だったら奈緒もわかんなかったんだろーな!?」
『何がだよ!!』
「お前の気持ちに決まってんだろっ!!」