Hands -繋いだ手と手-
新しい恋をしよう!!って友達の未来に連れられ、合コンにきている私…


「どぉ?みんなカッコイイでしょ!」


『…そーだね』


「折角カラオケなんだし、何か歌いなよ!」


『いい…』


「隼人が気になる??でも、別れたんでしょ!」


『まぁ…』


「はい、これ菜緒ちゃんのジュース」


そう言ってジュースを差し出してくれる男の子


『ありがとう…』


「あ、その曲俺!」


男の子は歌い始めた


「あの人って、絶対!菜緒ねらいだよね(笑)イケメンじゃん!うらやましい!!」


『和也がいるくせに…』


「うん!いるよ(笑)」


『…和也は……スキって言ってくれる??』


「うん!でも…態度で伝わる気持ちもあるよ。」


『…隼人は誰にでも優しいもん…』


「そうかな…誤解してるよ。ちゃんと好きだって言わない隼人は悪いよ。だけど、言葉に惑わされて真実を見失うのはとても残念な事だよ?」


『えっ!?』


「隼人はどんなにカッコいいって言われても、好きだと言われても、自分から誰かに触れることはしなかったよ…」


『何言って…』



「菜緒にだけ…とても愛おしそうに触れるの。」
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