*Voice Love*【完】




「さっき、部活で遅れてきた奴が

教室で沙希が男子と顔赤くしながら

話してるのを見たって聞いて

行ったら、なんだよあれ...」




私の質問は無視され

どんどんと腕を掴んでいる

力が強くなっていく






痛い





「あんな近くで

話すことなんて、ないよな

あいつと何してた」



「なんもしてないよ...」



「じゃぁ、なんであんな近くにいたんだよ」






それは

大倉君が急に近づいてきて

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