∇TAB00〜その先にあるもの〜∇



幸い命に

別状はなかったものの

右足首の骨を

すべて粉砕されてしまった.





日々

歩くことはできる.


毎日の生活には

困らない.






…でも泳ぐことはできない.








それはきっと

彼にとって

一番辛いことだったんじゃ

ないかと思う.













でも私は

彼への尊敬の念を

とめたことはない.







水泳ができなくなっても

彼は

自分の信念を

曲げなかった.





゙やりたいことはやる.

納得のいくまで.゙







そして彼は今

小さな料理屋を

開いているときく.




< 17 / 88 >

この作品をシェア

pagetop