∇TAB00〜その先にあるもの〜∇
理香子さんの家は
本当に俺の店から
近かった.
「狭いけど
入って.」
「お邪魔します.」
家に入ると
きれいに掃除された
リビングに通された.
「ちょっと待っててね.
いまから作るから.」
そういいながら
エプロンを結ぶ
理香子さんが
なんとも色っぽく見える.
「ん?啓くん、どうしたの?」
しかもこのタイミングで
名前で呼んでくるとは.
「理香子さん…
…その、ほんと色っぽ…」
そういいかけると
今度はソファに
押し倒された.