∇TAB00〜その先にあるもの〜∇





「…んっ.」






目をさますと

そこは

ベッドの上だった.






でも、自分の部屋では

なさそうだ.







たしか

部活やってて…



それで…






「お、起きたか.」




ひょいと顔をのぞかせたのは

他でもない

朝倉コーチだった.







「…コーチ.」





「ん、まあ食べろ.

疲れてるときはそれが一番だ.」





そういって

できたてらしい

オムライスを

渡してきた.





拒む理由もなく、



「…いただきます.」





お皿をうけとって

スプーンで口に運ぶ.




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