∇TAB00〜その先にあるもの〜∇



「はははっ.


まあ今は練習

がんばろうな.」





「…はい.」








…私はこのひとに

ついていく.




そう思った瞬間だった.






そのとき.



♪〜






私の携帯が

着信をしらせた.





「…あ、お母さんだ.」





「おっ、気にしないで

いいから出ろ.」





コーチの言葉に甘え

通話ボタンをおす.





「もしもし…」





「もしもし、栞?

大丈夫なの?」




「心配かけてごめん.

もう大丈夫だよ.」




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