∇TAB00〜その先にあるもの〜∇
∇啓サイド
今日俺は理香子さんに
大事な話があるといわれて
彼女のうちにきている。
「コーヒーでも
いれてくるから。」
いつにもまして
美しい理香子さんは
そういって
キッチンにきえていった。
「ふう...」
大事な話って
なんだろう。
...なぜだか
背筋がぞくっとしたのは
気のせいだろうか。
「おまたせ。」
「ありがとうございます。」
一口コーヒーをのむと
彼女は口をひらいた。
「...啓くん、
結婚しない?」