∇TAB00〜その先にあるもの〜∇
「えっ...」
そう驚く俺に
彼女はやさしく
微笑んだ。
「あなたと出会ってからの
時間は本当にみじかいけれど
そんなこと気にしないわ。
私、本気なのよ。
あなたが好き。」
心がゆれた。
愛する人を事故で
なくしてから
もう一生
恋愛なんてしないと
思った。
でも
俺も
彼女と一緒になってみたい。
そう一瞬でも思った俺が
ばかだったのかな。
...なぜいまになって
栞の姿が
思い出されてしまうのか。