今宵あなたに愛されて

私。

「れーんーげ!!」
「そろそろ起きろよー。」
「うーん…」
「起きねーなら添い寝しちゃおっかなー?」
「えー!?なら、俺はチューしちゃおー。」
「起きました。今、起きました」
この変態な2人はmy brother。
「起きなくて良いのかー??」
4つ上の浅葱 黎爾(あさぎ れいじ)と、
「遅刻するぞ。」
6つ上の浅葱 襲侍(あさぎ しゅうじ)。
「もう8時58分だぞ。学校9時からじゃなかったっけ?」
いつも優しくて頼りになる。セクハラすんのがたまにキズだけど…。
「え!?うそ、ヤバイ!!遅刻する!もう今週3回しちゃったのに」
「まぁ、準備しろって。」
「あ、うん。」
私は慌てて準備し始めた。
準備し終わって学校へ行こうとすると、
「遅刻しそうならバイク乗せてってやろーか?」
なんて言ってくれるもんだから
「お願いしまーーーっス!!」
その言葉に甘えちゃう。
そんな私は浅葱 蓮華(あさぎ れんげ)。
学校遅刻常習犯の高校2年生。今は兄貴2人と一軒家でくらしてる。
パピーとマミーは外国の親戚のところに居候中。(なんでかはしらないけど…)

< 6 / 21 >

この作品をシェア

pagetop