おさな恋
するとそこには、こう書いてあった。

『突然の手紙ごめんなさい。
ずっと前から、寛斗のこと好きでした。
もしよければ、付き合ってください。
放課後、校舎の裏で待ってます。
水野真奈』

「これ・・・水野先輩じゃん」

美優が驚きの声をあげる。
それもそのはず。
だって水野先輩は、うちの高校で、一番美人だ。

「なんで・・・水野先輩が?」

「そういや、同じ委員会だっけか。」

なんだ・・・、その程度にしか思ってないんだ。

あたしは安心した。

「とりあえず、放課後行ってくるわ。由利亜先帰ってて。」

「わかった。」
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