いつも突然な君《番外編》

「駄目。春野は、俺と帰るの」


は?この声…


背後にそんな声がしたと思ったら、先輩に出そうとしてた手とは、逆の手が勢いよく後ろに引かれる

だから、先輩との距離が開いてしまった


「え?ちょっ?!栗林?!離してよ!!」


そして、私はそのまま栗林によって、連れていかれた


私の視野から小さくなって、最後には見えなくなってしまった先輩の姿


なんなのよ…
ひどいよ…

せっかく、先輩が誘ってくれたのに…

< 15 / 96 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop