いつも突然な君《番外編》

放課後…

教室を出て向かうのは、いつもと違う方向

目指すは、屋上


私は、ちょっと浮かれ気分で先輩が待ってるであろう、そこに向かった



「…あ。開いてる…」


屋上へ続く扉
いつもは、鍵がかかっているのに、開いていた

先輩、もういるのかな?


扉を開けて、ゆっくりと屋上へと出た


「来てくれてありがとう」


屋上の扉を閉めると、先輩の声が聞こえた

扉の隣に先輩が立っていた


「あの、先輩。昨日は、すみませんでした。せっかく誘ってくださったのに」

「ううん。いいんだよ」


笑顔で先輩が言いながら、私を屋上の真ん中まで誘導する

で、先輩は何故か扉の鍵を閉めた

< 20 / 96 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop