いつも突然な君《番外編》
放課後…
教室を出て向かうのは、いつもと違う方向
目指すは、屋上
私は、ちょっと浮かれ気分で先輩が待ってるであろう、そこに向かった
「…あ。開いてる…」
屋上へ続く扉
いつもは、鍵がかかっているのに、開いていた
先輩、もういるのかな?
扉を開けて、ゆっくりと屋上へと出た
「来てくれてありがとう」
屋上の扉を閉めると、先輩の声が聞こえた
扉の隣に先輩が立っていた
「あの、先輩。昨日は、すみませんでした。せっかく誘ってくださったのに」
「ううん。いいんだよ」
笑顔で先輩が言いながら、私を屋上の真ん中まで誘導する
で、先輩は何故か扉の鍵を閉めた