いつも突然な君《番外編》

俺は急いで教員室に向かう

目的は、鍵を貸して貰うため


「失礼します!先生!屋上の鍵貸して!えーっと、ボール蹴ったら入っちゃった!」


俺は少し無理のある嘘をついて、先生に言った


「あぁ…貸してやりたいのは、やまやまなんだが…屋上の鍵が盗まれたみたいで…今、ちょっと大変なんだ。だから、今日は諦めてくれ」


屋上の鍵が盗まれた?!

ますます、嫌な予感が的中しそうな感じだ


「あぁ!くそっ…どうしたらいいんだよ!!」


教員室から出た所で、俺は叫んだ

こうなったら…
扉を壊すしか…

でも、あんな厚い鉄で出来た扉…どうやって?


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