いつも突然な君《番外編》
で、また先輩が立とうとすると殴るの繰り返し
先輩は、あっと言う間にボロボロになっていく
それでも、栗林は一言もしゃべらないで、殴り続ける
先輩は、口内を切ったのか、口から血が出ている
顔に痣も出来ている
それでも、止めない栗林
「もう…いいよぉ…栗林」
怖い、栗林が怖い
いつもの栗林に戻って欲しくて、名前を呼ぶ
声が小さくて聞こえていないのか、やめない栗林
やだやだやだ…
こんなの栗林じゃないよ!
私は、殴り続ける栗林に抱きついた
「もう…いいよ。やめてよ…お願い…やめて」
私が抱きつきながら言うと、栗林はやっと動きを止めた