いつも突然な君《番外編》

「…いつまで付いて来るのよ」

「え?同じクラスじゃん?一緒に行こうよ」


私が歩き出すと、同じペースで私の隣を歩く栗林

そして、少しざわめく周りの生徒


『次の彼氏?』

『男たらしだ』


そんな声が聞こえてくる


「…私といると、噂になるよ?」

「じゃ、噂させとけば?」


忠告してるのに、まるで興味無しの栗林

笑いながら、あっけらかんと言う

図太い神経の持ち主だな…

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