いつも突然な君《番外編》
side:健斗
告白する
なんて、言ったのは
実は、さっきまで話をしていた弟、葉音のせいだ
あいつは、仲直りに条件を出してきた
…それは、遡ること数分前…
『葉音!』
俺が声をかけると、明らか嫌そうな顔をした
でも、無視することはしなかった
『何?なんで、いるの?』
デートを邪魔されて不機嫌丸出しの葉音
『あ!アスミお姉ちゃんだ!健兄は、アスミお姉ちゃんと来てたんだね!私、お姉ちゃんと待ってるから…ごゆっくり』
美羽ちゃんは、田中さんを見つけるとそっちに行ってしまった
不機嫌な葉音を残して