いつも突然な君《番外編》

side:アスミ



あのお出かけから、数日が過ぎた

バレンタイン目前

私は今、バイトのシフト表を見て愕然とした…


「鳥居くん…14日シフト入ってない…」


ついでに私も入ってないっ!

どうしよう…

呼び出すの?鳥居くんを?

なんて言って?
話があるからって?

そんなの、告白してるようなものじゃない!


「あぁぁぁ…帰りたい」


ポツリと呟いた独り言に、相づちの声が返ってきた


「え?困るんだけど」

「ぎゃぁぁあ!」


驚いて可愛くない悲鳴を上げてしまった

振り返ると、今バイトに来ましたって感じの鳥居くんが立っていた

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