いつも突然な君《番外編》

「い、今来たの?」

「うん。ごめんね。驚かせて」


っと言いながら、上着を脱ぎバイトの制服を着る鳥居くん

その姿さえ、かっこ良く見えてしまう私は、かなりの末期かもしれない


あ、私も着替えなきゃ

見惚れてる場合じゃない、あと5分で店に立たないといけないんだ


「あのさ」


私がせっせと着替えていると、鳥居くんが口を開いた


「ん?」

「14日に時間ある?」


へ?

今、なんて言いました?


「あ、ごめん…無理だよね…告白するんだもんね」


私が黙ってるのを、困ってると判断したんだろう

鳥居くんがその話題を引っ込めようとする

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