いつも突然な君《番外編》

待ち合わせ時間までの間、私は家の中をうろうろと、落ち着きなかった


そして、運命の時間がやってきた


私は、綺麗にラッピングされたチョコを手に家を出た

もう、すでに心臓が痛いほど鳴っている

体温も上昇する


そして…
バイト先が見えてきた

店内入り口の近くに、人が立っている

その人を確認して、私の心臓がビクッと跳ねたような気がした


待ち合わせ場所に居たのは、間違いなく鳥居くん


私は一度立ち止まり、1回大きく深呼吸をして覚悟を決めた

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