いつも突然な君《番外編》
「…やめた方がいい。あの先輩、絶対にヤバいって」
「え?」
名前も言ってないのに、やめろ?
栗林、誰かと勘違いしてるの?
あんな優しい先輩がヤバいわけないよ
「…沼上先輩でしょ?あれ、駄目だよ。絶対にやめたほうがいい」
なんで?わかったの?
ってか、知ってるの?
ってゆうか、なんでそんな汚い物を見る目で先輩のことを悪く言うの?
「春野、駄目だよ。アイツを信じちゃ駄目だよ?」
「何?なんで?ってゆうか、栗林は先輩のこと知らないでしょ?先輩のこと悪く言わないで!」
先輩を悪く言われ、ムカついた私は、少し大きめの声で栗林に言って、足早に教室に向かった
栗林に何がわかるのよ!