手紙
それからどうなったのかわからない。
誰かに頬を叩かれた気もするし、誰かの車に乗せられた気もする。
次に意識がハッキリした時には、真紀と3年近く過ごしたアパートにいて
真紀を抱きしめながら眠ったベッドの上で汗だくになっていた。
いつから眠っていたのか、口の中に水分が全く無いのに気付き
自然と冷蔵庫へ足が動いた。
その冷蔵庫へ向かう途中のテーブルの上、リモコンの下に折り畳まれた紙を見付けた。
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