アリスのいた街







ア「灯りの見える、あの街。
  そこはアリシア、よ。
  そこを抜ければもうリーナルタに着くわ」

ユ「なっげぇなー」

ア「黙れ家出少年」

ユ「んだとこ…あ」

ア「?」











建物を抜けて街を出ると、そこには見覚えのある男がいた。















爺「ぼっちゃま!!!!!」

ユ「爺!!」














俺は灯りと、爺に向かって走り出した。














爺「ぼっちゃま…あぁ…ご無事で何より…」

ユ「あのな!アリスがここまで連れてきてくれたんだ!」

爺「アリス…様でございますか?」

ユ「あぁ!アリス!!こっちこ……あれ?」







さっきまでいたであろう場所にアリスはいない。

俺はキョロキョロと辺りを見渡すが、どこにも、そのアリスらしき人物は見当たらない

























.
< 6 / 26 >

この作品をシェア

pagetop