桜、ひらり


私は小説を読むのをやめて、廊下をぶらぶら歩くすることにした。



他のクラスの様子を見る限り、やっぱりまだはじめだからか、どこも落ち着いている。


(ん~つまんないなぁ。やっぱり…)


時計を見ればまだ時間がある。けど、教室に戻ってもやることがないので屋上でのんびり空を見ることにした。


階段を上り、疲れたから壁に寄っ掛かっていたときだった。


「センパイ!好きです。付き合ってください!」


(えっ…告白!?)


「中学からずっとセンパイの事が好きだったんです。高校もセンパイと同じ所に行きたくて、頑張って勉強して…」


どうやら誰かがそのセンパイに告白してるらしい。


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