SEVEN WINGS
 その瞬間。部屋の中が思いきり光ったと思うと、どこまで続いているのか分からないぐらい、真っ白な世界が広がった。
「何これ!?」
「異次元空間よ?」
「そんな普通に言わないで下さい」
 ばあちゃんは全然魔法を使わなかったから、こんなことができるなんて、知らなかった。
「それで、ここで何をするんですか?」
「魔法の練習よ」
 魔法? 僕が? 無理無理。
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