SEVEN WINGS
「あ、えっと……こんにちはにゃん」
「こ、こんにちは」
 何か雰囲気に押されて、こっちまで緊張してしまう。
「えっと、名前……あるのかな? 出来れば教えてほしいんだけど」
「ステラは……ステラにゃ。ステラ・カプリチオにゃ」
「あははははは」
 なぜか、爆笑してしまう。悪気は、まったくない。
「にゃ!?」
「…………ゴメン。この雰囲気に笑えちゃって。名前を笑ったわけじゃないから、安心して。とてもいい名前だと思う。それにしても、悪魔と話してるのに、緊張したり、安心できたり。僕は何してんだろう? まぁそれはおいといて、僕は、フォルティス・アーラ。よろしくね、ステラ」

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