王子と秘密の甘い時間。
私とお兄ちゃんがカップルに見えるの?!!!
……大問題じゃん、それ。
何、お兄ちゃんと秘密の恋♪的な……、
「ぅっわー、萎える。」
私はその絵を思い浮かべてげんなりした。
相変わらず麻奈は隣で大笑いしてるし。
「笑い事じゃないから…ッ!!」
馬鹿兄貴まじシメる。
「ほらほら、キャラ変わってるよ。」
麻奈は私の頬を突っついた。
「ぅー……。」
うだうだしてるうちに、いつの間にか放課後になっていた。