王子と秘密の甘い時間。


次の日、私は思い体を引きずって学校へ行った。


ガラガラ…。


「愛実、おはよう。」

「ぉはよ。」


私は笑顔で挨拶してくれた麻奈に、作り笑顔で返した。


「……なんかあったでしょ。」

「……なんも?」

「その間が怪しい。
っていうか、パッと見で分かりやすすぎ。」


やっぱり、麻奈には作り笑顔は通用しなかった。


私は小さくため息をついて、話始めた。


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