王子と秘密の甘い時間。
麻奈と慧斗
キーンコーン……。
「ごめん。
私用事あるから、今日は一緒に食べれない。」
昼休み、
麻奈にそう言われ、
ひとりでご飯を食べる場所を探していた。
「どこかないかなぁ…。」
「愛実ちゃん。」
「……純弥くん?」
後ろから純弥くんに話かけられた。
「麻奈ちゃんに、愛実ちゃんのボディーガード頼まれたからさ。」
そう言って私の隣に来る純弥くん。
「そか……。」
「お昼ご一緒していい??」
純弥くんがコンビニの袋をかかげて私に聞く。
「うん。いいよ。」