王子と秘密の甘い時間。


「……。」


慧斗は無言で私の腕を引っ張って、
家の中に入っていった。


リビングにつくと、





ギュッ。


「まじ……?」


私をいつもよりきつく抱き締めて聞いてきた。


私は頷く。


「愛実、」


私は名前を呼ばれて顔を上げる。


「俺と付き合って。」


私は大きく頷いた。





慧斗はフッと笑って、





「んッ……。」


私に甘いキスを落とした。


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