王子と秘密の甘い時間。


「ん……ふ…ぁッ。」


私の甘い声が聞こえるたびに、顔が真っ赤に染まる。


そんな私を見て、


「可愛い。」


なんて言うから、
私は更に真っ赤。


「……ッ//」


私はもう声を出さないように口を覆った。


「なんで口押さえるんだよ?」


私はひたすら首を振る。


「いいじゃん、可愛い声、聞かせてよ。」


私は首を横に振る。

フルフル。


「手、退けて?」


フルフル。


「俺のこと、好き?」


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