王子と秘密の甘い時間。


バチッ。


柏原慧斗と目が合った。




……今日、誰かと目が合う率高くないか?


私は急いで目をそらした。



ガラガラ。



「授業始めるぞ。」

「起立。」


クラス委員の声が響く。


「礼。」

「着席。」





授業が始まって30分くらい経った頃。


パサッ。


隣から、紙が投げられた。


……?



私は紙を広げる。





“バラすなよ。




…監視してるから。”



ガタンッ!!


私は思わず席を立った。


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