王子と秘密の甘い時間。


「ん……ッ。」


目を開けると、どこか家のベッドルームらしき部屋のベッドの上にいた。

私はゆっくりドアを開ける。


「慧斗の家だ……。」


ドアの先には、ドアだらけの廊下があった。

私は一番奥のドアを開ける。


ガチャ……。


「慧斗……。」


慧斗の声が聞こえない。

私は鞄を取るために、ソファーに向かった。


< 207 / 285 >

この作品をシェア

pagetop