王子と秘密の甘い時間。

保健室



コンコン。


シーーーン…。


「ねぇ、教室戻ろ……」


ガラガラッ!!


柏原慧斗は、
私の言葉を無視して、
保健室のドアを開けた。



「空いてるよ?」



王子仮面で中を覗く柏原慧斗。


「ぃや、私具合悪くないし。」


教室に戻ろうと体の向きを変えようとしたけど、


グイッ!!


「!!!?」


柏原慧斗が、
私を保健室に押し込んだ。


< 24 / 285 >

この作品をシェア

pagetop