王子と秘密の甘い時間。


私はソファーに腰かける。


「はぁーーー。」

「どうした?」


隣に座る慧斗。


「委員会……。」

「あぁ。」


私の呟きに、思い出したように反応する慧斗。


「まぁ、諦めろ。」

「うー……。」


めんどくさい……。


「っていうか、」

「?」


私は、突然口を開いた慧斗を見て首をかしげる。


「さっきは、全否定をどうも。」


ニヤリと笑って近づいてくる慧斗の整った顔。


「ちょ…、近……。」


ってか、全否定ってなんだっけ?!!!


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