王子と秘密の甘い時間。
私は反論に出る。
「へぇー。
あれ、結構傷ついたんだよね。」
相変わらず近すぎる距離。
私の心拍数がどんどん上がっていく。
ドキドキ……。
「し、知らないし…!!」
「チッ。焦らすな。」
は??
別に焦らしてるわけじゃないんですけど。
っていうか、
「離れ……んッ!!」
慧斗に、キスされた。
「んー、んー!!」
私は、慧斗の体を押して抵抗する。
抵抗と比例してどんどん甘くなっていくキス。
私はいつの間にか抵抗を止めていた。