王子と秘密の甘い時間。


「愛実……、
お前いつからお兄様にそんな暴言吐くようになったんだ?


そんな子に育てた覚えはありませんッ!!」


いや、お兄ちゃんに育てられた覚えないから。


「お前……、考えてること顔にでてるぞ。」


お兄ちゃんは拗ねた顔をして私にそう言った。


「ぁ、ばれた?」

「恐らく。」

「さっすがお兄ちゃん。私のことよく分かってるー。


ってことで、さよなら。」


私はお兄ちゃんを部屋から追い出した。


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